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JR貨物、コンテナ取扱量3.3%減

2018年3月14日 (水)

調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)が14日発表した2月の輸送動向によると、取扱貨物量はコンテナと車扱合わせて0.5%増加(前年同月比)した。

同月は上旬から中旬にかけての新潟・北陸地区大雪、下旬の北海道地区暴風雪の影響を大きく受け、月全体で高速貨物358本が運休した(前年は高速貨物76本が運休)。

コンテナは、鉄道へのシフトが進んでいる積合せ貨物が九州向けを中心に好調に推移。また、自動車部品は東海地区発広島・九州地区向けが増加し、前年を上回った。一方、紙・パルプは需要の減少に加え、雪害の影響で新潟・東北地区発を中心に前年を大きく下回った。また、化学工業品は製品値上げなどもあり出荷が落ち込んだ。

さらに秋田・新潟・北陸地区の農産品・青果物、北陸地区の飲料、新潟地区の菓子、北海道地区の砂糖といった食料工業品などが雪害の影響を大きく受け、コンテナ全体では3.3%減となった。

車扱は、石油が配送圏の見直しや厳しい寒さが続いたことに伴い、灯油を中心に好調な荷動きとなったほか、石灰石も供給先の生産好調により増送となった。その結果、車扱全体では8.3%増となった。