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JR貨物の取扱貨物量、2.8%増加

2018年6月14日 (木)

調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)が14日発表した5月の輸送動向によると、取扱貨物量はコンテナと車扱合わせて2.8%増加(前年同月比)した。今月は、中旬に発生した秋田地区大雨の影響により、高速貨物14本が運休となった(前年は、高速貨物2本が運休)。

コンテナは、積み合わせ貨物が関西地区発関東・九州地区向けといった中長距離帯での鉄道シフトが進展したほか、自動車部品が東海地区発をはじめ全国的に好調な荷動きとなった。食料工業品は、中旬以降の気温上昇に伴って西日本地区での清涼飲料水の出荷が旺盛となったことに加え、農産品・青果物は北海道産・九州産とも連休明けから玉葱、馬鈴薯、生野菜の発送が増加したことから、前年を上回った。

一方、紙・パルプは国内需要減少に伴う販売不振や生産体制再編により、東北・新潟発で大幅な減送となった。コンテナ全体では3%増加した。

車扱は、石油が5月中旬頃まで原油価格が上昇し続けたことに伴って、駆け込み需要が発生し送り込みが増加した。車扱全体では2.3%増となった。