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オンラインで配車業務効率化、ハコブの新サービス

2017年11月21日 (火)

サービス・商品Hacobu(ハコブ、東京都港区)は21日、運送会社を管理する事業会社や協力運送会社を多数管理している元請運送会社・3PL向けに、オンラインで効率的な車両手配・受発注管理可能なサービス「ムーボ・コネクト」を提供開始したと発表した。

▲「ムーボ・コネクト」で効率化される配車担当者業務のイメージ(出所:Hacobu)

ムーボ・コネクトでは、配車業務のうち車両手配業務と配送管理業務を仕組み化し、オンラインで完結させることができるもの。これまでは自社の協力会社ネットワーク内で個別に電話・FAXを使いながらトラックを探し、その中でトラックが見つからなかった場合はさらに他社へ連絡を取るケースがあり、大きな業務負担となっていた。

このサービスを導入することで、自社の協力会社ネットワークの中から、最適な運送会社をアルゴリズムによって選び出し、オンラインで配送依頼を出すことができるため、配車担当者の負担は大きく低減される。受注後の状況はダッシュボードで一覧化されるため、「どの荷物がどんな状況にあるのか」をリアルタイムで確認でき、既存の協力運送会社との関係を維持しながら業務の効率化が可能となる。

11月には大手メーカーの物流子会社への導入が決定。この物流子会社では、多くの社協力会社ネットワークを抱えているため、外部の運送会社から車両を手配することが少ないものの、多くの協力会社の管理に大きな負担がかかっていた。そこで、作業効率化・業務負担の軽減を図るため、ムーボ・コネクトの導入による配車業務のデジタル化・オンライン化を進めることにした。

これまでは電話・ファックスを中心としたアナログでの車両手配を行っていたため、すぐに全てをオンライン化してしまうのではなく、作業のうち何割かを段階的にオンライン化するという計画を組み、まずは該物流子会社の一部事業所での導入を決定した。

これまでは物流子会社に荷主企業から依頼が来た場合、本社にまず連絡が届き、そこから支部の配車担当者に電話連絡をして、連絡を受けた支部の配車担当者が協力運送会社へ電話やFAXで連絡を取り、配送可能な車両を見つけるといった作業で、車両確定までに何回も電話する手間が必要だった。サービス導入により、今後は案件詳細情報に応じて、協力運送会社に自動で情報を発信するようになるため、業務効率の低減が可能となる。