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バッテリー交換式EVでのコンビニ配送を実証

2025年9月18日 (木)

▲バッテリー交換ステーション(出所:いすゞ自動車)

荷主いすゞ自動車、ファミリーマート、伊藤忠商事、横浜市は18日、11月から国内初となる両サイド同時交換方式を採用したバッテリー交換式EV(電気自動車)トラックによる配送実証を開始すると発表した。対象は横浜市内のファミリーマート80店舗で、いすゞの小型トラック「エルフEV」3台を投入する。

実証では、いすゞが車両・交換ステーションの開発やプロジェクト管理を担い、ファミリーマートが配送データを提供。伊藤忠商事が事業性や環境効果の検証を支援し、横浜市は用地調整や関係法令の調整を担当する。実証車両はステーションに入庫すると通信機能を通じて自動で交換が始まり、ディーゼル車の給油と同程度の時間で作業が完了する。これにより充電待ちのダウンタイムを削減し、稼働率向上と業務効率化を狙う。

政府が掲げる2050年カーボンニュートラル実現に向け、物流分野でも車両電動化の加速が求められている。24時間稼働が前提のコンビニエンスストア配送では高稼働率が不可欠であり、短時間でのエネルギー補給が可能なバッテリー交換方式は課題解決策の一つとして注目される。

いすゞは23年に「EVision Cycle Concept」と名付けたバッテリー交換ソリューションを発表し、24年から社内実証を実施。今後は交換済みバッテリーの地域再生可能エネルギーへの活用方法も検討する方針だ。

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