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サービス・商品バース管理SaaS「トラック簿」を展開するハコベル（東京都中央区）は18日、湘南倉庫運送（神奈川県平塚市）が中井営業所（中井町）に同システムを導入し、敷地外まで伸びていたトラックの待機列を解消した事例を公開した。
1日50台が出入りする同営業所では、入庫車両の3分の2が他社便で到着時間を事前に把握できず、受け付けや呼び出しが集中して渋滞が発生。リフトマンが交通整理のために作業を中断せざるを得ないなど、現場の負担が大きかった。
導入後は予約機能や遠隔受付機能の活用により入場時間を分散化し、待機列の発生を防止。受け付けから誘導までの流れが効率化された。さらに、荷姿や内容を事前に把握できるようになり、倉庫作業の段取りも改善。リフトマンが交通整理に割かれることもなくなり、倉庫側とドライバー双方の負担軽減につながった。
トラック簿は、受け付けやバース予約をデジタル化し、荷待ち時間の短縮や実績データの可視化を可能にするサービス。操作性や導入の容易さが評価され、荷主や倉庫事業者での採用が進んでいる。湘南倉庫運送は今後も同システムを活用し、荷主や配送先を含めたサプライチェーン全体の効率化を目指す方針だ。
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