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ハコブ、オンライン運送案件管理の新サービス

2020年10月2日 (金)

サービス・商品物流に関連するクラウドサービスを多数展開するハコブ(Hacobu、東京都港区)は2日、運送案件の受発注やステータス管理をオンライン上で行う新サービス「ムーボヴィスタ」(MOVO Vista)を提供開始すると発表した。

同サービスは、荷主・元請け・下請けの3者間の受発注や案件進捗、伝票、請求書などの管理をオンラインで行うもので、いまだにファクスや電話が多く使用されている3者間のやり取りをデジタル化・見える化し、この業務にかかる手間やコストを削減する。

具体的には、荷主や元請企業などの発注側が同サービスを導入し、協力会社などの受注側にIDとパスワードを発行。発注側がシステム上に作成した依頼案件に受注側が応じると案件が確定し、実運送のステータス管理や案件遂行後の請求・承認もシステム上で行う。

▲ムーボヴィスタを活用した案件の流れ(出所:ハコブ)

これにより、手書き文字の誤認や車両の手配漏れ、状況を把握するための電話リレー、車両手配の重複といったミスや非効率をなくし、輸送の見える化による在庫削減、属人化しやすい運送会社ネットワークの共有、自社システムへの入力工数の削減などの効果が見込めるという。

同社は今後、配送指示書・請求書の自動作成機能や、求貨求車システムに案件を公開する機能などを追加する方針。