
▲DPL千葉レールゲート外観(出所:大和ハウス工業)
拠点・施設大和ハウス工業と日本貨物鉄道(JR貨物)は18日、千葉市美浜区で大型マルチテナント型物流施設「DPL千葉レールゲート」が16日に完成したと発表した。両社の共同事業としては、札幌貨物ターミナル構内の「DPL札幌レールゲート」に次ぐ第2弾となる。
施設は地上4階建て、延床面積約11万4000平方メートルで、最大12社が入居可能。京葉道路や東関東自動車道のインターチェンジ(IC)に近接し、千葉港や成田空港にもアクセスしやすい立地にある。貨物鉄道網との連携も可能で、広域配送から国際物流まで対応できる交通利便性を備える。
建物には各階に直接アクセスできるダブルランプウェイを採用。トラック同士の交差を避けて出入庫の効率を高めたほか、1フロア当たり58台分のトラックバースを設置。さらに入場予約やオンラインチェックインの仕組みを導入し、荷待ち時間の削減を目指す。
就労環境の面では、保育施設やドライバー休憩室のほか、JR貨物の12フィートコンテナを活用したカフェテリア、無人コンビニエンスストアも設けた。子育て世帯やドライバーを含めた従業員の働きやすさに配慮した内容となっている。
環境対応では、屋上に3304キロワットの太陽光発電を設置し、非化石証書の活用と合わせて再生可能エネルギー100%運用を実現。建築物省エネ性能表示制度(BELS)で最高ランクの6つ星と「ZEB」を取得し、省エネ性能を高めた。
所在地:千葉市美浜区新港32-11ほか
アクセス:京葉道路・穴川ICから3.5キロ、東関東自動車道・湾岸千葉ICから5キロ
敷地面積:4万8539平方メートル
延床面積:11万3916平方メートル
賃貸面積:8万8701平方メートル
(最大12テナント、1区画の面積5071平方メートルから入居可能)
構造・規模:地上4階建て、鉄骨造、耐震構造
着工:2024年4月1日
完成:2025年9月16日
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