川崎汽船、比で完成車向け物流の合弁事業開始

ロジスティクス川崎汽船は11月30日、フィリピンでの完成車向け物流サービスを開始したと発表した。

現地パートナーとの合弁会社「Kライン・オートロジスティクス・フィリピン」が大手自動車メーカーと契約を結び、11月から取り扱いを開始した。

ASEAN域内で輸入・生産した自動車の輸送や販売までのサプライチェーンの効率化など、完成車物流への需要が高まる中、特にフィリピンでは新車販売が昨年まで5年連続で過去最高を記録。2017年も16％の伸びが見込まれるなど、完成車の国内物流需要が大きく高まっている。

合弁会社は完成車の輸入通関、陸上輸送、一時保管から納車前点検までの「高品質で付加価値のあるサービス」提供を目指す。

川崎汽船は昨年、ベトナムでも同国初となる完成車向け物流のフルサービスを開始し、自動車専用船による海上輸送サービスと連携した一貫輸送を提供している。