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味の素と陽進堂、輸液・透析事業を統合

2012年12月25日 (火)

メディカル味の素は25日、子会社の味の素製薬(東京都中央区)の輸液・透析事業を分社化し、陽進堂(富山市)と設立する合弁会社に同事業を統合すると発表した。

味の素製薬は、輸液・透析事業の構造改革を検討してきたが、同事業のさらなる発展を目指した協業の検討を陽進堂と味の素製薬で重ねた結果、合弁会社を設立し、陽進堂主体の効率的な事業運営で最大活用していくことが「事業の発展、両社の企業価値のさらなる向上に資する」と判断した。

味の素製薬は今後、消化器疾患領域を中心とした「スペシャリティファーマ」への取り組みを強化し、陽進堂はこれまでの事業領域に輸液・透析事業を加えることで、事業の発展を目指す。

合弁会社「エイワイファーマ」(仮称)は来年7月1日に設立し、陽進堂が51%、味の素製薬が49%を出資、輸液・透析関連医薬品の製造・販売事業を手掛ける。同製品の国内販売は陽進堂が、海外販売は味の素製薬が行う。