古河電工、フィリピンにワイヤーハーネスの新工場

拠点・施設古河電工は21日、子会社の古河ASがワイヤーハーネスの生産体制を増強するため、昨年10月に操業を開始したフィリピン・バタンガス州の既存工場隣接地に新工場を建設すると発表した。

新工場は2万平方メートルの建屋を建設し、2014年1月に操業を開始する。2015年までに、既存工場を含めて現在の2倍となる売上高120億円を見込む。

15年までの総投資額は50億円で、人員も14年末までに5000人体制とする。

フィリピン生産拠点の増強は、今後増加が見込める日本向けワイヤーハーネスを生産するのが主な目的だが、同社は「中国などの賃金高騰や労働争議などの生産リスクを回避するための重要な受け皿拠点としても位置付けている」としている。

■新工場の概要
投資金額：2015年までに約25億円（建物、設備など）
生産品目：自動車用ワイヤーハーネス
工場稼働：2014年1月
敷地面積：7万平方メートル
建物面積：2万平方メートル