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古河電工、三菱電線の車載用コネクタ事業を買収

2011年12月9日 (金)

M&A古河電工は9日、グループ会社の古河AS(滋賀県犬上郡甲良町)とともに、三菱電線工業から車載用コネクタ事業を取得すると発表した。古河電工グループは、この買収により車載用コネクタの開発を強化し、自動車用ワイヤハーネス(組み電線)事業の拡大を図る。事業譲渡は2012年2月29日に実施する。

 

三菱電線は車載用コネクタを日本、中国、タイで生産し、主に日系のカーメーカー、自動車部品メーカーに販売。古河電工グループも車載用コネクタを開発、生産し、自社の自動車用ワイヤハーネスに使用するとともに、外販を行っている。コネクタ生産金額(2010年度実績)は、三菱電線が78億円、古河電工グループが60億円。

 

買収を機に、これまでの車載用コネクタのラインアップを充実させるとともに、ワイヤハーネスのアルミ化、電気自動車(EV)・ハイブリッド車(HV)の高電圧ケーブルなどで使用される新たなコネクタ技術の開発を強化する。また、大幅なコスト低減を実現するコネクタ開発に注力することで、ワイヤハーネス事業を強化し、商圏の拡大を図る。