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ヤマト、通販向け代金後払いサービスを開始

2014年1月15日 (水)

ロジスティクスヤマトホールディングス傘下のヤマトクレジットファイナンス(東京都豊島区)とヤマトフィナンシャル(東京都中央区)は14日、通販事業者に向けた新たな決済商品「クロネコ代金後払いサービス」を販売すると発表した。本格販売に先立ち、20日からテスト販売を開始、10月から本格的な販売に入る。

「購入した商品を、到着後に確認してから支払いたい」「都合の良いタイミングで支払いたい」「クレジットカードを持っていない」といった購入者のニーズが高まっているが、代金確認、督促といった煩雑な業務が増え、未回収リスクにもつながることから、購入者と通販事業者の相反するニーズに対応するサービスを開発した。

利用フロー図(出所:ヤマトホールディングス)

利用フロー図(出所:ヤマトホールディングス)

20日からのテスト販売では、購入者は商品代金を商品の到着後、全国の主要なコンビニエンスストアや郵便局で支払うことができる。商品と請求書を別送する「別送タイプ」と、同梱して送る「同梱タイプ」の2種類を展開する。

標準サービスとなる別送タイプでは、商品の配達完了後、宅急便の配達トレース情報と連動して請求書を送る。オプション扱いの同梱タイプは4月から取扱いを開始。商品と請求書を同時に送るため、支払い忘れや請求書紛失などがなくなるメリットがある。

テスト販売は、ヤマトフィナンシャルと「宅急便コレクト」の利用契約のある顧客を主な対象として販売し、ヤマトグループで代金引換などの集金代行業を主に展開する会社で、コンビニエンスストア、郵便局との収納業務を行う。

利用料金は月額固定制で、通販事業者の販売状況に応じて、Aタイプ(月額4万8000円、決済手数料2.9%)、B(2万円、3.6%)、C(5000円、4.4%)の3プランから適したものを選ぶことができる。

今後は、グループ各社の通販支援関連システムや物流代行機能と連携し、通販事業者に対して受注から物流、決済までを含めた総合的なサポートを行うことで通販事業者の利便性を追求していく。