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不二サッシ、飛灰処理設備の納入400か所を達成

2014年1月17日 (金)

産業・一般不二サッシ(川崎市)は17日、今年度中に都市ごみ焼却施設への飛灰処理設備納入実績が400か所を達成すると発表した。

同社は1975年から、アルミサッシ製造工程で発生する廃棄物を有効利用した下水汚泥用の固化剤の開発や下水汚泥を固化するプラントの開発などに注目し、事業を行ってきた。

91年には廃棄物処理法の改正により、都市ごみ焼却飛灰が重金属の規制対象となったことで飛灰処理設備の分野へ本格的に参入し、プラント事業、薬剤事業などハードとソフト両面にわたって事業展開していた。

都市ごみ焼却施設は現在、全国に1200か所あるが、同社は大都市圏を中心に全都道府県の自治体に納入実績がある。11年には飛灰処理設備の主要部・混練機の電気容量を50%以下に抑え、CO2削減につながる「エコ混練機」を省エネ・環境配慮型製品として発売している。

都市ごみ焼却施設は、全国の半数にあたる600施設が更新時期を迎えており、こうした更新需要の取り込みを図るとともに、海外の都市ごみ焼却施設でも取り組みを積極化させる。