産業・一般日本通運は30日、「ペーパーリサイクルボックス」の運搬時に排出されるCO2を、三菱UFJリースを通じて調達するCO2排出権によりオフセット(相殺)する取り組みを、10月1日から開始すると発表した。
ペーパーリサイクルボックスは日通が開発したオフィスに設置するリサイクルボックスで、機密書類を安全に効率よく処分・リサイクルするシステム。東京23区、横浜市、大阪市、神戸市などで販売しており、今年度中に他都市に展開する計画。顧客は、定期的に回収が行われる同社設置のペーパーリサイクルボックスに書類を投げ込むだけで、安全・確実に処理施設まで搬入する。処理施設では、処理・再資源化後、処理証明書を発行する。
今回、カーボン・オフセット付のペーパーリサイクルボックスを販売し、同社が購入したCO2排出権を日本政府に無償譲渡することで、京都議定書で課されたCO2削減の政府目標である「1990年比マイナス6%」達成に貢献する。まずは、東京23区で開始し、順次、他のエリアへも展開していく。