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北米で存在感高める狙い

コーセー、海外展開加速へ米タルト社を買収

2014年3月18日 (火)

メディカルコーセー、海外展開加速へ米タルト社を買収コーセー(東京都中央区)は17日、米国を中心にメイクアップブランドなどを展開するタルト社(ニューヨーク州)の株式93.5%を取得すると発表した。

これまで主にアジア・ASEANを中心に海外展開してきたが、今後は成長市場や未進出国への進出も視野に入れ、グローバル化を加速させる。北米発のブランドを獲得することで、新たな海外事業への取り組みをスタートさせ、中期経営計画の達成を目指す。

タルトは、「ハイパフォーマンスナチュラル」をブランドコンセプトとする、米国を中心に天然由来成分配合のメイクアップ、スキンケア製品を展開している化粧品販売会社で、同社が販売する化粧品はSephoraやULTA、Macy’s、Impulseなどの化粧品小売店を主な流通販路としているが、自社インターネットサイトの直接販売や、TV通販「QVC」での販売を通じ、米国で20-30代の女性を中心に大きな支持を得ている。

1999年の設立以降、順調に売上を伸ばしており、コーセーはタルト社の株式を取得することで、北米で存在感を高める。2012年12月期の売上高は5241万4000米ドル(53億3000万円)。