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情報収集強化と不正抑止効果狙う

中部運輸局、不正車検通報窓口を4月1日から設置

2014年3月26日 (水)

行政・団体中部運輸局は25日、ペーパー車検など不正車検の通報窓口を4月1日から開設すると発表した。運輸局のホームページへの書き込みや情報提供が端緒となって大規模な不正車検を行った事業者の処分につながったことから、情報提供の窓口を設置することで、情報把握を強化するとともに、不正行為の抑止効果を狙う。

昨年、岐阜県の指定自動車整備事業者による大規模なペーパー車検があり、ペーパー車検を行った事業者やペーパー車検を依頼した認証事業者8者に対して行政処分を行ったほか、愛知県では指定自動車整備事業者による大規模な架空請求や不正車検があり、このケースも行政処分に至った。

これらの行政処分は、運輸局のホームページへの書き込みや情報提供が端緒となったもので、ことしに入ってからは、静岡県の指定自動車整備事業者がペーパー車検の容疑で静岡県警に逮捕されていることを踏まえ、こうした事案を排除するため、通報窓口を同運輸局のホームページと自動車技術安全部内に設ける。

これにより、不正車検を行っていると推測される事業者の情報を広く入手し、監査などを実施することで速やかな不正行為の是正に役立てる。

■通報窓口(4月1日以降)
(1)中部運輸局ホームページ
http://wwwtb.mlit.go.jp/chubu/

(2)電話による不正車検通報窓口(中部運輸局自動車技術安全部整備課)
TEL:052-952-8042