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成田で「物流専用道」の実装試験、11月開始

2026年9月30日 (水)

ロジスティクスダイナミックマッププラットフォームと鹿島建設は9月30日、三菱電機、西濃運輸と共同提案した自動物流道路の実証実験が、国土交通省の2026年度事業に採択されたと発表した。成田国際空港の専用路などで複数の自動運転車両を走行させ、走行性能や光ファイバーセンシングを活用した道路側設備の簡素化、路側インフラ・搬送機器・拠点・車両間のシステム連携を検証する。

▲自動運転車両「ZELOS」(出所:ダイナミックマッププラットフォーム)

自動物流道路「オートフロー・ロード」は、道路空間に物流専用スペースを設け、無人・自動の搬送機器で貨物を運ぶ構想。輸送だけでなく、物流拠点での積み下ろしの自動化や道路上での貨物保管・時間調整、トラック、鉄道、海運、航空との連携も想定する。ドライバー不足を背景とした輸送力確保などを目的とする。

実証は11月から12月中旬までを予定する。成田国際空港内の専用路で自動運転車両「ZELOS」3台を使用し、基本速度10キロで走行するほか、直線路の一部では30キロで検証する。走行時の左右の揺らぎや走行ラインからの逸脱幅、対面・並走・すれ違いに必要な幅員、加速・停止性能などを計測する。

▲実証のイメージ(出所:ダイナミックマッププラットフォーム)

複数台による追従走行や同一レーン走行、分流・合流、車線変更、指定位置への停止精度も確認する。さらに落下物や火災などの異常を検知した際の回避動作や車線復帰、車頭間隔などを調べるほか、荷崩れの有無や搬送機器内外の温度を確認し、走行が積載貨物に与える影響も検証する。

道路側では鹿島の光ファイバーセンシング技術を活用する。区画線に沿って光ファイバーを敷設し、振動情報から落下物や火災などを検知する。検知した時刻や位置などのデータをダイナミックマッププラットフォームのインフラ協調型モビリティー基盤へ送り、高精度地図と組み合わせて車両側へ配信する。

これにより、カメラや照明、火災検知器、電気・通信配線などが担う機能の一部を光ファイバーセンシングで補完・集約できる条件を整理し、センサー類の削減や仕様簡素化の可能性を検証する。4社は実証を通じ、自動物流道路に必要な走行空間や設備、システム、運用条件などを整理し、社会実装に向けた技術基盤の構築につなげる。

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