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自動走行用高機能マップ構築へ7社がコンソーシアム

2015年10月5日 (月)

サービス・商品三菱電機、アイサンテクノロジー、インクリメント・ピー、ゼンリン、トヨタマップマスター、パスコ、三菱総合研究所の7社は、自動車の自動走行システムの実現に向け、高精度で多様な情報を包含する「ダイナミックマップ」の開発に取り組む。

7社は「ダイナミックマップ構築検討コンソーシアム」を構成し、内閣府が2015年度委託事業「SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)・自動走行システム」の検討課題のひとつに位置付ける「自動走行システムの実現に向けた諸課題とその解決の方向性に関する調査・検討でのダイナミックマップ構築に向けた試作・評価関連の調査検討」を受託した。

SIP・自動走行システムでは、自動走行(自動運転)を含む新たな交通システムを実現し、事故や渋滞を「抜本的に削減」、移動利便性の飛躍的な向上に向け、「従来のカーナビゲーションシステム用の二次元地図より一桁以上高精度な、絶対位置精度がセンチ級の三次元空間情報を持つ、静的情報・准静的情報・准動的情報・動的情報を組み込んだデジタル地図」として、ダイナミックマップの開発が中核を担う重要な要素とされている。

今回の受託事業では、ダイナミックマップ構築のためのデータ構造を検討し、データを試作することで必要な要件や解決すべき課題を明確にする。

自動走行用高機能マップ構築へ7社がコンソーシアム

▲青色の実線部分が今回の受託授業での試作範囲(出所:三菱電機)