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PIアワード募集開始、先行事例を実装推進力に

2026年10月1日 (木)

認証・表彰フィジカルインターネットセンター(JPIC)は1日、「フィジカルインターネットアワード2027」の応募受付を開始した。国内でフィジカルインターネット(PI)の実現に向けて取り組む企業や団体を対象に、11月30日まで応募を受け付ける。2027年2月26日に開催する「フィジカルインターネットシンポジウム2027」で表彰式と受賞企業による記念講演を行う。

PIアワードは、荷主や物流事業者、ITベンダーなど企業・業種の枠を越えた連携や、物流の標準化、オープン化、デジタル化など、PIの社会実装につながる取り組みを表彰する制度。個社単位の効率化にとどまらず、サプライチェーン全体での連携を促し、持続可能な物流の実現につなげることを目的としている。

JPICでは、企業のPIへの取り組み状況と次のステップを可視化する成熟度モデル「PIMM」(Physical Internet Maturity Model)普及を目指すほか、各種交流会や勉強会の開催を通じて業界横断の社会実装へつなげることを目指している。PIアワードも、こうした実践事例を広く共有する取り組みの一つとなる。

募集するのは「社会実装部門」と「パイロットプロジェクト部門」の2部門。社会実装部門では、実証実験の段階を超えてサービスや業務として定着し、継続的に運用されている取り組みを対象とする。パイロットプロジェクト部門は、実際の運用環境で実証し、具体的な課題や効果を確認した取り組みが対象で、構想段階のプロジェクトは含まれない。

審査では「革新性・新規性」「他分野・他産業への波及効果」「経済性・効率性」「PI実現に向けた取り組み状況」の4つの観点を中心に評価する。12月から2027年1月にかけて書類審査と最終選考を行い、1月下旬までに応募企業へ結果を通知する予定。応募は無料で、日本国内に事業所を持つ企業・機関・団体が対象となる。

前回の「PIアワード2026」では、社会実装部門の最優秀賞に霞ヶ関キャピタル、J・MADE、大阪高速乳配、X NETWORKによる「共創型コールドチェーンの構築」、パイロットプロジェクト部門の最優秀賞には、日本パレットレンタルと長瀬産業による「化学品業界における共同輸送マッチングと他業界との連携」が選ばれた。このほか、貿易情報連携や共同輸送データベース、建設業界の共同輸配送など、企業間連携を軸とした取り組みが表彰されている。

応募期間は10月1日から11月30日まで。JPICの専用フォームから申し込み後、事務局から送付されるエントリーシートを提出する。各部門で最優秀賞、優秀賞などを選出する予定である。

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