荷主センシンロボティクス(東京都品川区)は6日、出光興産の北海道製油所(北海道苫小牧市)で、自動離着陸ドローン「DJI Dock 3」を活用した遠隔・リアルタイム点検の本格運用を開始したと発表した。国内データセンターでドローンの機体制御から撮影データの管理まで行い、原油タンクエリアなどの点検業務の高度化・効率化を進める。
両社は2024年、「DJI Dock 2」を使ってタンクヤードで遠隔リアルタイム点検の実証実験を実施した。25年夏からDJI Dock 3を導入し、実証から日常的な点検業務へ移行した。センシンロボティクスの「SENSYN CORE」を介して機体を制御することで、海外のクラウドを経由せず、国内のセキュアな環境で自動運用できる体制を構築した。
運用では、ドローンの自動離着陸や定時巡回、静止画・動画の撮影、データ転送までを自動化する。撮影したデータは着陸後、「SENSYN CORE Datastore」へ自動で格納する。検査員は自席のパソコンから画像を確認・承認でき、広い製油所内を移動して目視巡回する負担の軽減と、点検履歴のデジタル化につなげる。
製油所では原油タンクなど広範囲に設備があり、従来の目視巡回では移動に工数を要するほか、高所や危険箇所での安全確保、熟練技能者の不足が課題となっている。今回の運用では同じ場所を継続して撮影し、経年変化の把握や異常の早期発見に活用できる定点観測データとして蓄積する。
今後は蓄積した画像データとAI解析アルゴリズムを連携させ、サビや腐食、油漏れなどの異常を自動検知する仕組みの構築を目指す。北海道製油所での運用成果をモデルケースとして、出光興産グループの他拠点への展開も検討する。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集局にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集局直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集局
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。



































