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養殖から店舗まで、ブリの供給網を一体で構築

2026年10月6日 (火)

M&AFOOD & LIFE COMPANIES(大阪府吹田市)は6日、協立(静岡県三島市)と、水産資源の安定調達を目的とする合弁会社「FOOD & LIFE KYORITSU MARINE」(F&LKM)を設立したと発表した。静岡県を中心に養殖事業者の生産支援とサプライチェーン強化を進める。

新会社は10月1日付で静岡県三島市に設立した。資本金は1億円で、出資比率はF&LCが60%、協立が40%。代表取締役社長には荒谷和男氏が就いた。養殖事業者に厳選した稚魚や飼料を仕入れ・販売するとともに、生産管理を補助し、トレーサビリティを確保した水産物の安定供給を目指す。

(出所:FOOD & LIFE COMPANIES)

第1弾として、地元の養殖事業者である丸高水産と協業し、ブリの生産を進めている。F&LKMが飼料や養殖機器を販売するほか、育成過程で技術面の助言や支援を行う。ブリは、富士山の伏流水が流れ込み、夏場でも水温が安定している駿河湾で育てる。

物流面では、関東圏の指定加工場まで比較的近い静岡県の立地を生かし、ブリを活魚車で生きたまま配送する。活〆した当日中にスシローなどの店舗へ届ける鮮度管理体制を構築した。10月から一部のスシロー店舗で「富士山はまち」として数量限定で販売する予定だ。

ブリの安定調達を巡っては、天然種苗の漁獲量の変動や、夏季の高水温による生育への影響が課題となっている。F&LCは、養殖条件が比較的安定した静岡県の海に着目し、新会社を通じて持続可能な養殖・生産体制の構築を進める。

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