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物流倉庫AI、5段階の権限管理で自律運用を制御

2026年10月7日 (水)

ロジスティクスロジスティクス・リプライ(イタリア)は5日、倉庫業務でAIエージェントに与える権限を段階的に管理する新たな枠組み「LEA AI Agent Authority Model」を発表した。AIを単なる支援ツールではなく、倉庫オペレーションを実行する主体として活用する際に、業務ごとに適切な権限と人の監督範囲を設定する仕組み。組織のAI成熟度と、エージェントに与える権限の2軸で導入範囲を判断する。

権限は「情報提供」「推奨」「実行」「調整」「管理された自律」の5段階で設定する。組織側のAI活用成熟度についても4段階に分け、実績や信頼性の蓄積に応じてエージェントの権限を広げる。最大限の自律性を一律に与えるのではなく、業務内容やリスクに応じて権限を変える考え方を採る。

同時に、倉庫業務向けの事前設定済みAIエージェント5種類を提供する。在庫切れの原因を分析する「Out of Stock Agent」、作業負荷やボトルネックを把握して人員再配置を推奨する「Labor Distribution Agent」、商品動向に基づいてABC分類を見直す「ABC Rebalancer Agent」などを用意した。

このほか、自然言語による対話でバースの空き時間を検索・予約できる「Dock Scheduling Agent」や、作業遅延時にカメラ映像を確認し、AMR(自律走行搬送ロボット)の走行を妨げる障害物などを特定する「Lost & Found Agent」も提供する。各エージェントは業務内容に応じた権限と人による監督を組み合わせて運用する。

ロジスティクス・リプライは、WMS(倉庫管理システム)や計画・最適化、ロボット連携などを扱う「LEA Reply」を展開している。今回の枠組みにより、倉庫現場でAIエージェントが判断や実行に関与する範囲を段階的に広げる考えだ。

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