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大阪市調べ、速報値

大阪港、13年の外貿コンテナ取扱個数が過去最高

2014年4月3日 (木)

調査・データ大阪市は2日、2013年の大阪港港勢(速報値)をまとめた。入港船舶は2万3861隻(前年比1.5%減)で、総トン数は1億1110万総トン(3.3%減)。総取扱貨物量は8695万トン(0.6%増)で、このうち外貿貨物は輸出898万トン(3.1%増)、輸入2750万トン(前年並み)の合わせて3648万トン(0.7%増)で、外貿コンテナ貨物は3223万トン(3.8%増)となった。

内貿貨物は、移出2226万トン(0.2%減)、移入2820万トン(1.1%増)の合わせて5047万トン(0.5%増)で、うち内貿フェリー貨物は3444万トン(0.1%)。

外貿コンテナ取扱個数は219万4000TEU(3.5%増)と、これまでの最高だった11年実績を2万TEU上回った。また、内貿コンテナ取扱個数は29万1000TEU(0.6%増)であり、大阪港全体のコンテナ取扱個数は248万5000TEU(3.1%増)となった。

入港船舶のうち外航船は5498隻(2.2%減)、7368万総トン(1.6%減)だった。このうちフルコンテナ船は3601隻(0.5%減)、5393万総トン(0.8%減)。内航船は1万8363隻(1.4%減)、3742万総トン(6.3%減)で、このうちフェリーは2250隻(10.3%減)となった。

輸出貨物は898万トン(3.1%増)と3年ぶりの増加となった。品種別では鋼材が7.9%増、再利用資材が3.4%増、産業機械が8.6%増、完成自動車が21%増、金属くずが16.2%増となった。

国別では中国が1.7%増、韓国が1.6%減、台湾が15.5%増、香港が5%増となり、香港を含む中国向けの輸出貨物全体の国別シェアは前年の40.1%から39.9%へやや減少した。

輸入貨物は、前年からわずかに減少して2750万トンと、2年連続の減少。品種別では衣服・身廻品・はきものが2.4%増、電気機械が8.4%増、染料・塗料・合成樹脂・その他化学工業品が4.5%増、家具装備品が4.5%増となり、鋼材は16.6%減少した。

国別では中国が1.1%増となったほか、台湾が18.1%増、シンガポールが38.8%増となり、韓国が6.2%減、インドネシアが18.7%減、米国が18.4%減となっている。香港を含む中国からの輸入貨物全体の国別シェアは、前年の60.6%から61.1%と拡大した。