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小規模事業者はマイナス1957円、5年連続で「走るほど赤字」

東京の運送事業者、1日338円の営業赤字

2014年4月7日 (月)

ロジスティクス東京都トラック協会はこのほど、2012年度決算版「東ト協経営分析結果」をまとめた。今回で5回目で、集計分析対象は155社。

東京のトラック運送業界の経営環境は、燃料費上昇分を運賃に転嫁できないことから営業段階、経常段階で赤字となり、輸送効率の面では全体平均の一日一車あたり営業損益は338円の赤字となった。

10台以下の事業者に限るとさらに悪化し、1957円の赤字。走行1キロあたりの赤字は15.8円と、5年連続の「走れば走るほど赤字」という経営状況に陥っている。

東ト協では「燃料費の増加分自助努力による経費削減努力には限界があり、コストに見合った適正運賃の確保とともに、円滑な燃料サーチャージの導入が極めて重要な課題となっている」と強調している。

■東京都トラック協会「経営分析結果」
http://www.totokyo.or.jp/management/topics/file/ttakeieibunseki/h25/h25totokyokeieibunsekisokuhou.pdf