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国交省まとめ

国内貨物輸送量、05年比で2割減、短期は増加傾向

2014年4月7日 (月)

調査・データ国土交通省は4日、国内物流の概況をまとめた。それによると国内貨物輸送量の実績は長期的には減少傾向にあり、2005年と12年を比べると、20%程度減少しているが、短期的には前年対比で各輸送モードともにほぼ毎月、増加傾向にある。

また、直近の荷動きは1-3月に「増加」、4-6月は「減少」を見込む荷主が多く、運賃・料金については今後増加するとの見込みを示した荷主が多かった。

トラック保有台数は2001年の790万7000台から12年には606万8000台へと一貫して減少しているが、自営・自家用と楽を含んだ数値であり、営業用トラックに限ると110万2000台から107万3000台へと推移しており、大きな減少は見られなかった。

道路貨物運送業の就業者数は、05年の176万人から13年には194万人へと増加しているが、傾向としてはほぼ180万人程度で推移。年齢構成は30歳未満が12%、30歳以上50歳未満が50.5%、50歳以上が38.1%となっている。

内航船の隻数は一貫して減少が続いており、1隻あたりの大きさは大型化する傾向にある。このため、輸送能力に大きな現象は見られず、11年度以降は微増傾向にある。

同日初会合を開催した「物流問題調査検討会」の資料として作成したもの。