プロロジス、かながわ地球温暖化大賞を受賞

認証・表彰プロロジスは15日、神奈川県が選出する第1回「かながわ地球温暖化対策大賞」を受賞したと発表した。同県座間市で運営中の物流施設「プロロジスパーク座間I」の開発に際し、環境負荷を低減した施設を開発したことが高く評価されたもの。

プロロジスパーク座間Iは2009年5月に竣工し、現在100％稼動中のマルチテナント型施設で、プロロジスが全世界で開発を進めている環境負荷を低減した物流施設として、国内最大規模の発電出力1メガワットの太陽光発電システムを導入している。

同施設では、プロロジスが特許取得している免震構造（杭頭免震）を導入し、建物を長寿命化することでLC（ライフサイクル）CO2を削減しているほか、敷地内緑化、金属性断熱サンドイッチパネルの外壁の採用、省エネルギーを推進する照明計画による建物内のエネルギー削減、周辺環境に配慮した車両動線計画――といったCO2削減への取り組みを行っている。

また、敷地南側の敷地の一部を歩道として拡幅整備し、座間市に提供しており、敷地内に3時間の降雨量を想定した雨水浸透貯留槽を設置し、降雨時の河川氾濫の抑制と地下水への還元にも貢献。こうした環境負荷を低減するための取り組みが評価され、CASBEE-新築のSランク認証を取得している。

■「プロロジスパーク座間I」概要
名称：プロロジスパーク座間I
所在地：神奈川県座間市広野台2丁目10番7号
敷地面積：5万9475平方メートル（約1万7991坪）
延床面積：13万9222平方メートル（約4万2114坪）
構造：PC造一部鉄骨造地上5階建免震構造
竣工：2009年5月