拠点・施設澱粉メーカーの日本コーンスターチ(東京都港区)は9日、異性化糖設備の倍増工事を完了し、運転を開始したと発表した。夏場の需要期に向けて50億円を投資し、異性化糖製造設備、出荷レーンの倍増工事とともに輸送ローリー車10台を増車したもの。
異性化糖は大半の清涼飲料水に砂糖の代替甘味料として使用されているほか、冷菓やキャンディーなどにも使用されている。異性化糖の製造量と供給能力が2倍に拡大したことで、同社では「真夏の最盛期にすべての顧客に迷惑を掛けることなく異性化糖を届ける体制を構築することができた」としている。