ダンロップスポーツ、市島工場で廃熱利用設備稼働

環境・CSRダンロップスポーツは10日、ゴルフボール製造時に発生する使用済み蒸気（蒸気ドレン）を回収する過程で発生していたフラッシュ蒸気（湯気）を再利用するための廃熱回収利用設備を市島工場で立ち上げた、と発表した。

このフラッシュ蒸気を温水源として、温水焚吸収式冷凍機を導入し、既設電気式冷凍機の電力負荷を軽減できるほか、ボイラー燃料LNGの気化熱源としてこの温水を利用し、燃料のLNG使用量を節減することにより、エネルギー使用量、CO2排出量とも前年比1.3％の削減が可能となる。

この設備は資源エネルギー庁が実施する2012年度次世代型熱利用設備導入緊急対策事業の助成金を活用するもの。

■ダンロップスポーツ市島工場の概要
所在地：兵庫県丹波市市島町梶原5
生産品目：ゴルフボール
操業開始：1996年
敷地面積：182000平方メートル（ゴルフ科学センター含む）
ISO14001認証取得：1998年