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オラクル製ERPを導入

シマノセールス、販売・物流システムを刷新

2014年4月11日 (金)

サービス・商品日本オラクルは11日、シマノセールス(堺市西区)がオラクルの中堅企業向けERP製品「JDエドワーズエンタープライズワン」を導入し、販売・物流システムの稼働を開始したと発表した。

シマノセールスは、自転車部品、釣具、ロウイング関連用品などを製造・販売するシマノの連結子会社で、主に欧州、アジア、米国を含む60か国向けに自転車補修パーツの販売、国内向けに自転車部品の販売を行っている。

2011年9月に自転車販売店、スポーツ総合店向けの新ECサイト「SIPS」(シマノインターネットパチャシングシステム)を立ち上げたが、同サイトの機能向上を計画する中で、対応する販売・物流システムの改善が急務となっていた。また、今12月期には3倍の受注・出荷情報の増加を見込んでおり、既存の販売・物流システムでは処理能力が限界となるため、システムの刷新を決めた。

新販売・物流システムでは、購買、販売、在庫、債権管理など、シマノセールスの基幹業務を支援。自転車販売店、スポーツ総合店向けの自転車部品、補修パーツ、自転車用品の国内販売、国外60か国への補修パーツの供給も対象としている。新販売・物流システム周辺でのWeb受注システムと倉庫管理システムと、ETLツールを活用し、円滑なデータ連携を実現した。

シマノセールスは、シマノグループの欧州法人がJDエドワーズエンタープライズワンの導入実績を高く評価したことを受け、採用を決定。販売・物流システムを刷新したことで、受注、購買、在庫管理業務で受注の納期変更・一括投入、購買情報の一元化、オーダー・ステータス管理などで業務効率を20%高められることが確認できたという。

導入、システム開発、ETLツールを活用したデータ連携基盤の構築はジェクシード(東京都千代田区)が行った。