プロロジス、成田に4棟目の汎用型物流施設を開発

拠点・施設プロロジスは22日、千葉県成田市でマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク成田1-D」の起工式を行った。

最大3区画に分割できる施設として、同社が一体開発を進めてきた「プロロジスパーク成田1」プロジェクトの最終開発物件となる。既に同じ敷地で「プロロジスパーク成田1-A、B、C」の3棟を運営しており、それぞれの施設で異なる仕様を採用したため、多様な顧客のニーズに対応する。

トラック待機場、トラック用駐車場、トラック洗車場のほか、緑に囲まれた憩いの場やコンビニエンスストアを設け、24時間体制の操業が可能なため、航空・海上貨物に対応する。

テナント企業の事業継続性への配慮から、緊急地震速報システムや衛星電話などを備え、災害時には停電時に荷物用エレベーター、垂直搬送機が使用困難に陥った場合に使用する非常用搬出入用開口を設置する。1メガワット超の大規模太陽光発電システムも導入する。

同施設は、成田空港第6ゲートから3.5キロの好立地で、新空港インターチェンジ（新空港自動車道）から8.1キロ、富里インターチェンジ（東関東自動車道）から7.2キロの地点に位置。圏央道大栄ジャンクションが2014年度中に開通すれば、関東全域をカバーできるようになる。

成田空港駅から6.7キロ、芝山千代田駅から4.5キロの距離にあり、空港第2ビルから「プロロジスパーク成田1」まで専用のシャトルバスを運行していることから、従業員の通勤の利便性も高く、労働力確保に有利。

■「プロロジスパーク成田1-D」の計画概要
名称：プロロジスパーク成田1-D
所在地：千葉県成田市南三里塚
敷地面積：プロロジスパーク成田1全体で9万9864.82平方メートル（3万209.11坪）、プロロジスパーク成田1-Dのみで2万3871.15平方メートル（7221.02坪）
延床面積：2万8506.3平方メートル（8623.16坪）
構造：S造地上2階建て
着工：2014年4月
竣工：2015年1月