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世界初の長尺レール輸送船、8月竣工

住友商事、新日鉄住金の150mレール対応輸送船を新造

2014年4月23日 (水)

荷主住友商事、新日鉄住金の150mレール対応輸送船を新造住友商事は23日、新日鉄住金が八幡製鐵所で製造する150メートルの鉄道用レール(長尺レール)を輸送するため、世界初の長尺レール輸送船の新造整備を開始したと発表した。

同社はこれまでも新日鉄住金が製造する鉄道用レールを全世界に供給してきたが、今回の新日鉄住金製の鉄道用レールは世界で唯一150メートルの長さで圧延・製品化されたもので、輸送に使用する船舶の構造的な制約から、長尺レールを6分割して輸出せざるを得なかった。

そこで、分割せずに輸送できる画期的な構造を持つ新造船を整備することにより、新日鉄住金の狙いに沿った形で鉄道各社がレール溶接数削減など線路保守作業を軽減できるようにする。

本船は全長190メートル、積載重量2万3000トンで、155メートルのホールド、3基のクレーンを装備する世界初の船舶。多様な船型に強みを持つ新来島どっくで建造され、ことし8月に竣工する。