ニチアス、ガスケット製作トラックを導入

荷主ニチアスは7日、プラント配管継ぎ手などのシール材として使われるガスケットの加工製作を、顧客の敷地内などで行うことができる移動式のガスケット製作車両「GASKET（ガスケット）工房」を稼動させた、と発表した。

石油化学プラントなどでは、メンテナンスのために定期的に設備の稼動を休止させて修繕点検を行い、その際にガスケットも取り替えるが、計画外の補修工事などで緊急にガスケットが必要になる場合があり、手配に時間を要するケースがあった。

そこで、同社はシートガスケットを加工する機能を装備したトラックを「GASKET工房」と名付けて稼働を開始。定期修繕を行う顧客の敷地内などに移動し、その場でガスケットを加工、納入することで緊急事態に対応できるようにした。当初は5月に茨城県鹿島地区に出動させ、顧客先で円滑な定期修繕を行う。