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山九、サウジで大型の作業案件獲得

2019年8月1日 (木)

荷主山九は7月31日、サウジアラビア法人の山九サウジアラビアが「サダラ・ケミカル・カンパニー」から同国アルジュベイル工業団地内の石油化学プラントで保全作業を獲得した、と発表した。

受注したのはサダラ社の装置群のうちエチレン装置、芳香族装置群の保全業務を行うもので、工場設備が安定稼働するための日常的な点検・修理が中心。作業はすでに6月から開始しており、契約期間は3年間で2年延長のオプションも含まれる。

同社は2008年に同国ラービグで石油化学プラントの保全業務を受注したのに伴い同国に、16年にはオマーンにそれぞれ進出。これまでに4地域で製油所、石油化学プラントを中心とした物流業務、操業支援、日常保全業務を行っている。アルジュベイル工業団地では12年から製油所の日常保全業務を行っており、これらの実績と技術力が評価され、今回の受注に至った。

サダラ社はサウジアラムコ社とダウケミカル社による合弁会社で、ジュベイルII工業団地に世界最大の石油化学コンビナートを保有。年間300万トン以上となる石油化学製品の生産能力がある。