財務・人事共栄タンカーが9日発表した前3月期決算は、運航効率を高める取り組みや円安効果で営業利益が65.6%と大幅に改善。最終利益も前の期の2100万円から4億4700万円へと回復した。
長期貸船契約先で、2011年1月に経営破綻した韓国の海運会社「コリアライン・コーポレーション」から受け取った損害賠償金3億8800万円を特別利益に計上した一方、投資有価証券売却損4600万円を計上した。
今期は、前期末に船隊に加わったVLCCとばら積船がフル稼働となることから、売上高127億円、営業利益15億円、最終利益9億5千万円を見込む。
[共栄タンカー]2014年3月期連結決算(単位:百万円)
2014年3月期 | 2013年3月期 | 増減 | |
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売上高 | 12,697 | 10,858 | 16.9% |
営業利益 | 1,539 | 929 | 65.6% |
経常利益 | 686 | 760 | -9.8% |
当期純利益 | 447 | 21 | - |