エルナー、プリント回路事業の拠点競争力を強化

荷主エルナー（横浜市港北区）は20日、プリント回路事業で国内工場のコスト競争力を強化すると発表した。

車載向け需要が拡大していることから、現在進めているマレーシア工場拡充に加え、国内生産の生産向上・原価低減によるコスト力強化に取り組むもの。テクノ経営総合研究所（東京都千代田区）とコンサルタント契約を結び、生産性15％の改善を進める。

既に開始した一期（2013年10月-14年3月）では、4月までに54人の「活人化」を実施し、さらに10月までに50人を計画、全体で100人規模の活人化を実施する。この効果により、人員の自然減や新規採用の不補充、派遣社員の削減などに充てることで、需要が拡大している車載向けの生産増加へのコスト抑制を図り、競争力のある最大規模の国内車載向け供給工場として確立を目指す。