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ブラザー工業、フィリピンにプリンティング事業の生産拠点

2011年12月26日 (月)

拠点・施設ブラザー工業は26日、プリンティング事業の新たな生産拠点として、フィリピンに生産子会社「ブラザーインダストリーズフィリピン」(仮称)を設立すると発表した。

 

同社では、主力のプリンティング事業の拡大に向け、生産拠点の強化とグローバル最適生産体制の構築を検討していた。労働力を確保しやすく英語対応ができる人材が豊富なことから、フィリピンのマニラ近郊に工場を設立することにしたもの。

 

同事業はアジアに生産拠点として中国、マレーシア、ベトナムの4拠点を保有しているが、フィリピンへの生産拠点進出は初めて。同社では「新工場の設立により、グローバルでの競争力の強化を図るとともに、全世界の顧客に優れた価値を提供できるよう取り組む」としている。

 

新会社は2012年2月に設立し、翌年4月からインクジェットプリンター・複合機の部品の製造・販売事業を開始する。新工場の敷地面積は約13万4000平方メートル、建築延べ面積は約4万8000平方メートルとなっている。