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富士フィルム、国内市場で独ハイデルベルグ社と協業

2014年5月26日 (月)

荷主富士フイルムは26日、独ハイデルベルグ社とこれまで進めてきたデジタル印刷機・オフセット印刷向け製版機材分野のグローバルな業務提携の一環として、6月から日本市場で包括的な協業を段階的に開始することで合意した、と発表した。

両社の販売子会社(富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ、富士フイルムデジタルプレス、ハイデルベルグ・ジャパン)を通じ、印刷機・印刷製版機材の分野でそれぞれの強みを活かした協業、技術提携施策を打ち出す。

具体的には、ハイデルベルグ・ジャパンが富士フイルム製のインクジェットデジタル印刷機を販売し、富士フイルムと独ハイデルベルグ社はインクジェットデジタル印刷機「JetPress」シリーズを、世界に先駆けて日本市場での発売することで合意。ハイデルベルグ・ジャパンが、日本販売代理店としてJetPressシリーズを販売していく。

また、ハイデルベルグ・ジャパンは、同社の印刷機に最適な商材として、世界トップシェアを誇る富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ製のCTP版材や、湿し水などの販売を行う。これにより、印刷現場での生産性・環境適性の向上に貢献するとともに、プリプレス工程やプレス工程での最適なソリューションをより幅広い顧客に提供していく。富士フイルムグローバルグラフィックシステムズは、ワークフローシステム「富士フィルムワークフローXMF」に対応した出力デバイスとして、ハイデルベルグ社製のサーマルCTPセッター「スープラセッター」をラインアップに追加する。