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負債額1億円

牧野運輸(岡山)が破産手続き開始決定、TDB調べ

2014年5月29日 (木)

M&A帝国データバンク(TDB)は28日、牧野運輸(岡山県岡山市北区)が26日に岡山地裁より破産手続き開始決定を受けたと発表した。破産管財人には池田曜生弁護士(岡山市北区)が選任されている。

同社は、1995年4月創業、97年11月に法人改組した一般貨物自動車運送業者。大手運送業者の下請や食品メーカーからの受注をベースに事業を展開、小型トラックによる近・中距離運送を得意とし、08年2月期には売上高1億4200万円を計上していた。

しかし、同業者間の受注競争により運送単価が下落する一方で燃料費の高騰によって収益性が悪化していた。このため、「桃太郎引越センター」の屋号で引越運送の分野に進出して業容の回復を試みていたが、思惑通りに業績は好転せず、13年2月期の売上高は9100万円にまでダウンしていた。赤字補填の金融負債も膨み、財務内容は債務超過に陥り、資金繰りはひっ迫していた。負債は1億594万円。