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ロジスティクスヤマトホールディングスは5月30日、傘下で引越サービスや「らくらく家財宅急便」などの生活支援事業を行うヤマトホームコンビニエンス（東京都中央区）が、「テクニカルネットワーク事業」を本格的に開始する、と発表した。
新事業は、住宅設備メーカーなどの本業支援とエンドユーザーの利便性を同時に向上させるため、2マン配送・設置といったヤマトホームコンビニエンスの強みと、一定基準をクリアした優良な協力工事会社130社による工事、メンテナンス、アフターサービスのネットワーク「クロネコテクニカルネットワーク」を組み合わせたもの。
具体的には、「国内外からの調達-流通加工-配送・設置、設置後のメンテナンス・アフターサービス」までをワンストップで提供し、工事の手配をヤマトホームコンビニエンスが一括で請負う。エンドユーザーからの問合せ窓口も一本化し、同社の品質・技術レベルを満たした「信頼できる工事会社」による工事を提供する。同時に、加盟協力工事会社に対し、安定的な仕事の提供や研修の実施も担う。
テクニカルネットワーク事業を展開することで、メーカーは設置に関する業務をすべてヤマトホームコンビニエンスに任せることができ、営業に注力できる環境を整えることができる。エンドユーザーには、設置後のアフターサービスまで一元的にヤマトホームコンビニエンスが請け負うことで、利便性・満足度が向上する。
クロネコテクニカルネットワークは、同社が設定した品質・技術レベル「クロネコテクニカル基準」をクリアした全国の優良協力工事会社で組織。資本金2000万円以下、社員数5-10人、年商2億円規模の会社で6割程度を占めており、北海道から九州まで全国のエリアに対応している。将来的には200社まで増やす計画。
ヤマトホームコンビニエンスは、テクニカルネットワーク事業で初年度売上高40億円を目指す。
