調査・データ電気自動車(EV)の導入支援などを手がけるCUBE-LINX(キューブリンクス、東京都日野市)は17日、業務でEVを日常的に運転している人の4割以上が、以前に比べ業務上の疲労やストレスが軽減されたと感じているとの調査結果を公表した。一方で、「バッテリー切れの不安」や「充電ステーションを見つけにくい」といった点をEVの課題として挙げる人が多かった。
同社は、業務でEVを日常的に運転している人の意識や、利用上の不安、今後のEV利用意向などを把握しようと、先月20日から25日までインターネットを通じたアンケートを実施。業務でEVを運転している20代から50代の男女298人から回答を得た。
調査では、まず「EV以外の業務用車両でストレスや身体的な疲労を感じた点」を複数回答で尋ね、最も多かったのが「給油所へ行く手間や給油作業」の40.9%だった。次いで「メンテナンスの手間」の37.6%、「エンジンの騒音や振動」の31.5%で、ほかにも、「アクセル・ブレーキ操作による足の疲労」や「排気ガスの臭い」、「車両の振動による体への負担」なども2割を超えた。
そのうえで、「EVを運転するようになり、疲労やストレスはどのように変化したか」を尋ねたところ、「変わらない」が32.5%で最も多かったものの、「やや減った」が31.2%、「大幅に減った」が9.4%で、40.6%が「減った」と答えた。
疲労やストレスが軽減されたと回答した人を対象に理由を尋ねると、「給油所に行く手間がなくなった」が51.2%で最も多く、「スムーズに加減速できる」が43.0%、「排気ガスの臭いがしない」の40.5%が続いた。
一方、「業務用EVの運転での不安や困ること」との問いでは、「バッテリー切れの不安」が52.7%で最も多く、次いで「充電ステーションが見つかりにくい」が45.0%、「充電待ち時間が発生する」の43.3%が続いた。「最も大きな課題」では、「充電スタンドの不足」(23.2%)、「充待ちの発生」(18.8%)、「充電時間の長さ」(18.5%)を挙げる人が多かった。
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