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第一カッター興業、合弁相手のムーバブル社を買収

2014年6月16日 (月)

M&Aダイヤモンドを使用したコンクリート構造物の切断や穿孔工事を手掛ける第一カッター興業は16日、中古OA設備機器、IT関連機器の買取・販売事業を展開するムーバブルトレードネットワークス(MTN、東京都台東区)が発行する第三者割当による新株式を引受け、同社を子会社化すると発表した。株式50.2%を2億1195万円で取得する。

第一カッター興業とMTNは2012年4月に合弁会社「第一カッター・エシカル」を設立し、MTNがノウハウを提供しながら中古IT・OA機器を中心としたリユース・リサイクル事業を運営してきた。

当初、中古IT・OA機器についてMTNはリース会社を主要仕入れ先、第一カッター・エシカルは事業会社を主要仕入れ先と位置付けていたが、合弁会社設立後2年が経過し、両者の事業領域が重なる部分が増加してきたことから、今後の展開を協議。成長著しいこの分野で優位的な地位を確立するために、MTNを子会社化して経営基盤を強化し、事業拡大を目指すことが最善と判断し、今回の合意に至った。

第一カッター・エシカルをグループ内でどう位置づけていくかについて、第一カッター興業は「慎重に検討していく」としている。