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環境省、排出ガス新規制でパブコメ募集、コールドスタート導入

2010年6月22日 (火)

行政・団体環境省は22日、中央環境審議会大気環境部会自動車排出ガス専門委員会がディーゼルトラック・バスの排出ガス規制の強化・E10対応ガソリン車の排出ガス基準などについて、「今後の自動車排出ガス低減対策のあり方について」第十次報告案を取りまとめたことを受けて、7月21日までパブリックコメントを受け付ける。

 

第十次報告では、規制強化が進む欧州や新興国の状況をにらみ、日本メーカーの国際競争力強化の観点からも「強化が必要」として、2016年末までをめどに新規制(16年目標)を適用する。新規制では、エンジンが冷えた状態から始動する「コールドスタート」時の排出ガスも規制対象とする方針。

 

16年目標では、目標値としてNOx、CO、NMHC、PMのうち、NOxのみをポスト新長期規制に比べて約4割カットの0.4グラム/キロワット時とし、ほかの3物質は「既に世界最低水準」として据え置く。ただし、コールドスタート要件が導入されることから、実質的な対応は見かけの数値よりも厳しくなると見られる。

 

意見募集期間は22日から7月21日の午後5時までとし、様式に則って電子メール、郵送、ファックスで受け付ける。

 

■パブリックコメントの詳細は下記URL(環境省)を参照。
http://www.env.go.jp/info/iken.html#787