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メコン地域の自動車需要取り込みへ基盤強化

豊田通商、カンボジアに自動車販売金融会社を設立

2014年6月26日 (木)

国際豊田通商は7月、カンボジア・プノンペンに自動車の販売金融会社「豊田通商ファイナンスカンボジア」を設立する。

豊田通商アジアパシフィック、カンボジアの輸入販売代理店「クンヌングループ」と合弁で設立するもので、既に今月5日、カンボジア中央銀行からリース事業のライセンスを取得している。

豊田通商は、これまでにインドネシア、ケニア、モーリシャスで自動車販売金融事業を展開しており、カンボジアに同事業の新会社を設立することで、自動車販売の拡大が見込まれるメコン地域で事業基盤を強化する。同国で販売金融事業に商社が参入するのは初めて。

豊田通商とクンヌングループは、2008年に自動二輪販売代理店を、09年には自動車販売代理店を合弁で設立しており、新会社では、豊田通商とクンヌングループが取り扱う自動車、自動二輪、農業機械、建設機械などを対象に、代理店と一体となって販売金融サービスを直接提供することで、バリューチェーンの強化を図る。

カンボジアの経済成長率は7%を超え、モータリゼーションの進展、金融インフラの整備により、今後、同国の販売金融市場は大きく拡大することとみられていることから、豊田通商では5年後に融資残高70億円を目指す。