国際メキシコの燃料販売・物流会社ペトロリフェロス・ロボと米テキサス州のテクノロジー企業OZスタジオは17日、石油の国際物流で発生する通関書類や品質証明、受け渡し記録などをAI(人工知能)で一元管理するトレーサビリティーシステム「T.R.A.C.E.」を、スイス・ジュネーブで開かれた国連のAI関連会合で披露したと発表した。違法な石油サプライチェーンの排除や、国境をまたぐ取引の透明性向上を狙う。

▲ジュネーブにてAI専門家および国連代表団へのプレゼンテーション(出所:ペトロリフェロス・ロボ)
T.R.A.C.E.は、複数の書類に分散する取引情報をAIで読み取り、貨物の受け渡しごとに証憑を照合する仕組み。改ざんを検知できるよう、RFC 3161のタイムスタンプ、SHA-256による電子指紋、デジタル署名を用いて監査記録を残す。書類に不整合や変更があった場合は、その発生地点を特定し、条件によっては処理を停止できるという。
ペトロリフェロス・ロボは同システムを燃料の輸入・物流網で導入している。同社によると、これまでに35億リットル超の燃料を販売し、12億5000万リットル超を輸入。メキシコ24州の990か所超に供給網を持ち、273台の越境輸送車両と95社超の物流事業者を活用する。600社超の法人顧客向けには、各輸送単位で成分分析証明書を付与しているとしている。
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