行政・団体日野自動車は26日、同社製大型トラック「日野プロフィア」のリコールを国土交通省に届けた。変速機の不具合により、最悪の場合、運転者が後退位置に操作しているにもかかわらず、車両が前進するおそれがある。リコール対象は2010年6月21日から13年11月12日までに製造された9309台。
不具合は、プロフィアの12段機械式自動変速機で制御プログラムが不適切なため、ギヤのセレクト位置を検出できないことがあり、ギヤが誤った位置に自動変速されるもの。運転者の意図と異なる操作になる可能性があるという。
この不具合に対し、同社は対象の全車両で自動変速機の制御プログラムを対策したプログラムに書き換える措置を実施する。