荷主自動車用ゴム製品メーカーのフコクは27日、米国子会社のフコクアメリカ(サウスカロライナ州)を通じてメキシコに営業機能を担う現地法人「フコクメキシコ」を設立するとしていた計画を見直し、生産機能を兼ね備えた拠点として設立することを決めた。
現地で関連ビジネスが進展したことに伴う措置で、フコク本体が7億円を増資し、工業用ゴム製品、樹脂製品の製造を行う。これにより、フコクメキシコの出資構成はフコクアメリカ99%、フコク1%からフコク94.6%、フコクアメリカ5.4%へと変更する。
メキシコ工場は4万2000平方メートルの敷地に2000の建屋を設け、2015年7月から生産を開始する。15年度に2億7000万円、17年度に11億円の売上を見込む。