荷主旭硝子は1日、欧州子会社のAGCガラス・ヨーロッパがサウジアラビアのガラスメーカー「オベイカングラス社」と、建築用ガラスコーティング事業の合弁会社を設立することで基本合意に至ったと発表した。
サウジアラビア・ヤンブー市のオベイカン社の工場内に合弁会社の建築用ガラスコーティング加工ラインを新設し、2016年初旬に生産を開始する。
中東の建築用ガラス市場は年率4%で成長しており、特に日差しをカットして建物の省エネ性能を大きく向上させる熱線反射ガラスの需要が拡大。市場成長率以上の成長が見込まれ、今後も建築用高機能ガラスの需要が増加するとみて合弁会社を設立することにしたもの。
旭硝子は設立する合弁会社を通じ、サウジアラビアを中心とした中東の建築用ガラス市場で存在感を高め、大拡大する需要に確実に対応する。