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JR貨物、梨沢橋梁の流出受け臨時列車を運行

2014年7月17日 (木)

ロジスティクス台風8号による記録的豪雨の影響にで長野県南木曽町の河川が氾濫し、今月9日午後5時46分に、中央(西)線南木曽-十二兼駅間の梨沢橋梁で橋桁の流出が発︎生したことを受け、日本貨物鉄道(JR貨物)は16日、「復旧の見込みは立っておらず、運転再開に相当の時間を要する」との見通しを発表した。

同社は、この区間を運転する貨物列車を運転を中止しているが、復旧の見込みが立たない状況となったことから、中央(東)線で臨時貨物列車の運転を実施する。

現在、同社が運行を中止しているコンテナ列車は「名古屋貨物ターミナル▶︎北長野」「北長野▶︎稲沢」がそれぞれ1本1往復、石油列車は「塩浜▶︎南松本南」「松本▶︎塩浜」「四日市▶︎南松本」「南松本▶︎四日市」が各2本、合わせて8本4往復となっている。

臨時に運転する貨物列車は、コンテナ列車が「東京貨物ターミナル・北長野間」で2本1往復、石油列車が「千葉貨物・︎南松本間」「千葉貨物・︎倉賀野間」「川崎貨物・︎南松本間」で8本4往復。

コンテナ輸送は北長野駅・南松本駅と名古屋以西の各駅との間で、輸送日数が1日程度長くなるものの、石油類は災害発︎生前とほぼ同じ輸送量を確保できる見込み。

長野県内で消費される石油類の80%は、JR貨物が運行する貨物列車で供給しており、2011年度は153万トンを輸送した。