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サトー、製造・物流向けにCO2を8割抑える感熱紙発売

2014年7月24日 (木)

サービス・商品チケットサトーホールディングスは23日、自動認識システムとシール・ラベル販売を手掛ける中核事業子会社のサトー(東京都目黒区)が、焼却時のCO2の放出を抑える「エコナノ」技術を使った感熱紙(糊なし基材)の販売を開始したと発表した。

これまで、焼却時のCO2発生を抑制するエコナノはシール、ラベルのみに採用されていたが、紙にも応用できる技術を開発。まずはチケットや検針書、値札・タグなど、同社のプリンタ向け感熱紙として顧客に提供する。エコナノラベルは既に1万1000社への導入実績があり、紙への応用が可能になったことで、より多くの顧客のニーズに対応する。

新製品のエコナノ感熱紙は、通常の感熱紙と比べて焼却時のCO2の放出を80%以下(同社試験結果)に抑える効果があり、同社はすべての商品をエコナノ化を目指す考え。

環境保全への意識が高い製造業、物流、アミューズメント、アパレル業界などの顧客に向け、標準帳票や現品票、ジャーナル、チケット、振込み用紙、値札(タグ)といった用途を見込む。紙の厚さは80μ(マイクロ)、105μ、120μの4種を用意し、顧客ニーズに応じてラインアップを追加していく。