財務・人事横浜冷凍が11日に発表した2013年10月から14年6月まで9か月間の決算(第3四半期決算)のうち、冷蔵倉庫事業は売上高が165億6200万円(前年同期比3.3%増)、営業利益39億1900万円(2.6%増)で増収増益となった。
期初から荷動きが活発に推移し、在庫回転数も向上。3年前にスタートさせた「物流アウトソーシングサービス」が物流センターのコア業務として定着した。分割・新設した「物流通関部」も着実に通関収入を増やして業績に寄与した。
一方、期中に竣工したタイのワンノイ物流センター2号棟、石狩第二物流センターの両センターは、立ち上げコストや減価償却費の増加が部門利益の減少要因となった。
貨物取扱量は、入庫取扱量が1万8000トンの増加(2.1%増)、出庫取扱量が1万トンの増加(1.1%増)、減少傾向にあった平均保管在庫量も歯止めが掛かって9000トンの増加(0.4%増)に転じた。
タイ子会社の「タイヨコレイ」は、クーデターの影響が最小限にとどまり、現地の旺盛な低温物流ニーズを取り込んで増収となったが、ワンノイ物流センター2号棟の新設稼働に伴う経費負担増の影響で減益となった。
[横浜冷凍の冷蔵庫事業]2014年9月期第3四半期連結決算(単位:百万円)
2014年9月期第3四半期 | 2013年9月期第3四半期 | 増減 | |
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売上高 | 16,562 | 16,033 | 3.3% |
営業利益 | 3,919 | 3,819 | 2.6% |